ヒジカタボルトには7つの機能と7つの秘密、2つのお願いがあります。
ヒジカタボルトの7つの機能。
1.締めるだけで施工が出来る。
叩かなくても良い。施工時間が短い。誰がやっても失敗がない。
2.緩めるだけで撤去が出来る。
切断が要らない。撤去時間が短い。撤去後が綺麗。
3.施工強度が高く安定している。
工事の信頼性が増す。
4.施工軸力が目視で判る。
施工後の検査が可能になり、時間も取らない。
5.設置後に寸切りボルトへの交換が出来る。
背の高い設備の取り付けや枕を置いた取り付けが可能になる。
6.緩んでも増し締めが出来きてさらに強度が増す。
軽く締めるだけで浮き上がった力に対応する締め付け力を発生させられる。
7.撤去後に再使用が出来る。
ゴミさえ入れなければ何度でも締め付け直しが可能です。
ヒジカタボルトの機能を支える7つの秘密。
1.世界初、鍛造でメネジを成形。
成形をすることで素材の組織を寸断せず強度のある雌螺子を製作している。
2.螺子形状に角部をなくす。
ナットの螺子精度に影響を出さずピン角部を無くす事で応力集中を回避、
破断限界を向上させている。
3.穴やコンクリートのコンディションに影響されにくい。
締め付け力とバランスする事でスティックナットが広がるため
穴の状態に無関係に軸力と食い付き力の関係は一定している。
4.スティックナットの座屈面積が多い。
コンクリートにやさしく広い面で張る事ができる。
最初は先端部が刺さる形で張り、次に中間部が波打つ状態で張り、
最後に付け根がづくんで張る
5.砂噛み防止のパラフィン。
万一螺子部に砂が入る事を防ぐためにパラフィンが塗ってあり、
締める事でパラフィンが砂粒を押し出す。
パラフィンは低圧時は多少摩擦係数が減るが締める事で
高圧になると粘性によって緩み防止の機能が現れる。
6.ストレートカラーの適正強度。
ストレートカラーは圧縮による座屈強度がドームワッシャーの密着力を
補完している。
これにより締め付け力の適正状態の目視を安定化させている。
7.ボルトヘッドの下面の摩擦コントロール。
ボルト下面とワッシャーの間の摩擦を材質や表面精度、追加ワッシャーの
有無などでコントロールする事により締め付けトルクと軸力の関係の安定化を
している。
ヒジカタボルトの2つのお願い。
1.過大なトルクで締めないで下さい。
規定トルクの2倍以上のテストは行っていますが、過大なトルクは螺子を
傷めます。
ドームワッシャーがフラットになるのを目安にすれば問題ありません。
2.螺子部のパラフィンを取らないで下さい。
遊びで螺子を回し過ぎるとパラフィンが脱落します。.
パラフィンが不足したヒジカタボルトを使用する場合、穴の掃除を念入りに
行って下さい。